[マッカック猿頭皮上からの皮質脊髄路の電磁および電気刺激] med./bio.

Excitation of the corticospinal tract by electromagnetic and electrical stimulation of the scalp in the macaque monkey.

掲載誌: J Physiol 1990; 425: 301-320

<目的> ヒト頭皮上から磁界刺激と表面陽性電気刺激では手/前腕等の筋に誘発される筋電図の潜時に差があり,後者による方が1-2ms短い.これは後者は直接錐体路細胞刺激するのに対し,磁界刺激ではシナップスを介する間接刺激によるとの仮説が提唱されているので,本実験でこの仮説を検証することを目的とする. <方法> 5頭のサルを用いた.磁界刺激および電気刺激電極を頭皮上に固定,頚髄と腰髄を露出した後,外側索(錐体路)に記録電極を置く. <結果および結論> 図6に示すように,1)磁界刺激も,電気刺激も共に錐体路起始細胞を直接興奮させる.2)磁界刺激による潜時は強さを増しても一定,3)電気刺激では潜時は短くなる.4)以上により,電気刺激の場合は強さを上げれば,より深部で錐体路が刺激される.

ばく露