[長期的、空間的‐時間的な無線周波電磁界ばく露の評価] tech./dosim.

Assessment of long-term spatio-temporal radiofrequency electromagnetic field exposure

掲載誌: Environ Res 2018; 161: 136-143

この研究は、都市環境に配布した固定式で低コストのばく露メータのネットワークを用いて1年以上にわたって収集した測定データを分析し、ダウンリンクGSMおよびUMTS信号への屋外でのばく露の空間的‐時間的な代用指標モデルを構築した。その結果、測定期間を通じて全体的な傾向は認められなかったが、2つの事例でのばく露の測定値における違いは42 dB(電力密度で12000倍)に達した。更に、RF信号の日々の時間的変動を無視した場合と比較して、測定の時間と曜日を考慮すると、調査対象エリアにおける代用指標モデルの精度は最大50%改善した。但し、この研究で考慮した環境において得られた結果を他の地理的位置に外挿できる範囲を評価するには、更なる研究が必要であると著者らは述べている。

ばく露