この研究は、救急医の注意力に対する、携帯電話から発せられる電磁波の急性影響を、前向き無作為化二重盲検臨床試験で調べた。救急医30人を無作為に二群に分け、対照群は電源を切った携帯電話、ばく露群は電源を入れた携帯電話（900-1800 MHz）を、それぞれ左耳に15分間保持した。両群の注意力および集中力のレベルの差を比較した。その結果、携帯電話の電磁波による注意力および集中力への悪影響は認められなかったが、一部の注意力レベルにはプラスの影響が見られた、と著者らは報告している。
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