研究のタイプ: リスクコミュニケーション/リスク認知の研究 (実際的研究)

[台湾におけるメディア報道と電磁界を原因と考える本態性環境不耐症の有病率との関連] risk

Association between media coverage and prevalence of idiopathic environmental intolerance attributed to electromagnetic field in Taiwan.

掲載誌: Environ Res 2018; 161: 329-335

台湾では、電磁界を原因と考える本態性環境不耐症(IEI-EMF)の有病率は2007年に13.3%であったが、同じ方法を用いた調査では、2012年には4.6%に減少した。メディア報道は読者に、自分たちの症状電磁界が原因と考えるように仕向けることから、この有病率の変化はメディア報道に関連していたかも知れない。この研究は、台湾における最大の新聞データベースで記事の見出しを検索し、メディア報道とIEI-EMFの有病率との関連を評価した。また、その他の潜在的影響因子も評価した。その結果、電磁界およびIEI-EMFに関する新聞記事の件数は2005年から2007年まで増加し、その後2012年まで減少し、IEI-EMFの有病率の変化と一致していた。但し、2007年から2012年までに、携帯電話基地局の密度、携帯電話ユーザーの数、携帯電話の総通話時間、携帯電話からのテキストメッセージの送信件数等、その他の潜在的影響因子は全て増加していた。この知見は、台湾におけるメディア報道とIEI-EMFとの正の関連を示しており、これは他の国々でも真実かも知れない、と著者らは結論付けている。

リスク認知

影響評価項目

ばく露