この研究は、10車種の電気自動車（EV）の後部座席での磁束密度を、異なる運転セッションで測定し、頭部の位置に相当する高さでの測定値を用いて、解剖学的人体モデルにより成人及び幼児の誘導電界を計算した。その結果、後部座席での磁束密度の測定値は、国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）の参考レベルよりも遥かに低かった。幼児は成人よりも高い磁界強度にばく露される可能性があるものの、身体の寸法のため、誘導電界強度は成人よりも大幅に低かった、と著者らは報告している。
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