[確率論的モデリングによる超低周波磁界への子どものばく露の特徴付け] tech./dosim.

Characterization of Children's Exposure to Extremely Low Frequency Magnetic Fields by Stochastic Modeling

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2018; 15 (9): E1963

この研究は、超低周波(ELF)磁界(40-800 Hz)への子どものばく露を特徴付けるため、2つの先行プロジェクト:ARIMMORA及びEXPERSプロジェクトのセグメンテーション(とその個人測定への適用)に基づく確率論的アプローチを用いた新たな方法を提示している。確率論的モデルは、(i) 24時間の記録の定常事象への分割、(ii) 各事象を容易に解釈できる4つのパラメータ(事象の持続時間、平均値、事象ごとの磁界のばらつき、変化速度を特徴付ける最終的なパラメータ)での特徴付け、で構成される。その後、2つのデータベースからのデータを、特徴(子どもの年齢、地域内の住居の数、等)に基づいてサブグループに分割した。各サブグループについて、サブグループを比較し、子どものばく露についての情報を抽出するため、各パラメータのカーネル密度推定(KDE)を計算し、パラメータのp値のヒストグラムを得た。この新たな確率論的アプローチは、子どものばく露レベルに最も影響を及ぼすパラメータの同定を可能にするものである、と著者らは結論付けている。

ばく露