[イン・ビトロ及びイン・ビボでの中間周波磁界の遺伝毒性] med./bio.

Genotoxicity of intermediate frequency magnetic fields in vitro and in vivo.

掲載誌: Environ Res 2018; 167: 759-769

この研究は、中間周波(IF)磁界遺伝毒性をイン・ビトロ及びイン・ビボで評価した。イン・ビトロ実験では、ラットの初代星状細胞を30または300 µTの7.5 kHz磁界に24時間ばく露した。イン・ビボ実験では、雄のC57BL/6Jマウスを12または120 µTの7.5 kHz磁界に連続的に5週間ばく露し、血液サンプルを採取して遺伝毒性アッセイで評価した。共遺伝毒性作用[co-genotoxicity]の可能性を評価するため、イン・ビトロ実験にメナジオン(ミトコンドリアスーパーオキシドを生じる作用薬)及びメチルメタンスルホン酸(アルキル化薬)との複合ばく露を含めた。DNA損傷及びDNA修復(イン・ビトロ)をアルカリ・コメットアッセイで測定し、小核形成を顕微鏡(イン・ビボ)またはフローサイトメトリ(イン・ビトロ)で評価した。その結果、イン・ビトロまたはイン・ビボ実験で、300 µTまでの7.5 kHzのIF磁界遺伝毒性または共遺伝毒性は支持されなかった。対照的に、7.5 kHzのIF磁界ばく露は遺伝的損傷のレベルを低減するかも知れないことを示す何らかの証拠が認められた。生物学的影響の最も強い兆候は、相対的な細胞数の測定から得られ、これは全てのイン・ビトロ実験で、磁界ばく露後に統計的に一貫して増加していた。この知見の健康への意味合いは不明だが、7.5 kHzのIF磁界細胞増殖刺激する、または細胞死抑制するかも知れないことが示唆される、と著者らは結論付けている。

ばく露