研究のタイプ: サーベイ (医学/生物学の研究)

[自然免疫及び適応免疫のサイトカインに対する超低周波(ELF)電磁界の影響のレビュー] review

A review on the effects of extremely low frequency electromagnetic field (ELF-EMF) on cytokines of innate and adaptive immunity

掲載誌: Electromagn Biol Med 2019; 38 (1): 84-95

このレビューは、自然免疫及び適応免疫サイトカインに対する超低周波(ELF)電磁界の影響についてのものである。免疫細胞の応答を変調させ得るELF電磁界の機序も調査した。ELF電磁界の物理的及び生物学的パラメータは、相互作用により炎症または抗炎症サイトカイン干渉することで、免疫細胞の応答に有益な、あるいは有害な影響を生じ得る。短期間(2-24時間/日、最長1週間)の高い密度のELF電磁界ばく露は、自然免疫サイトカインの増加により自然免疫応答を増加させ得ること、更に、長期間(2-24時間/日、最長8年間)の低い密度のELF電磁界ばく露は、適応免疫応答(特にTh1サブセットにおいて)を低下させ得ることが、幾つかの研究で示唆されている、と著者らは述べている。

影響評価項目

ばく露