[磁気共鳴画像撮影施設における従事者の防護のための磁界の定量的特徴付け及び分析のための手順：予備的研究] tech./dosim.

磁気共鳴画像撮影（MRI）施設における職業的ばく露に関して、MR室内での従事者の行動は特に重要であり、高い磁界ばく露について従事者に警告するための単純だが信頼できる方法が必要である。この論文は、異なるMRI作業環境における職業的ばく露の定量的分析について論じている。特に、MRボアの近傍におけるフリンジ磁界の精密なマッピングのためのソフトウェアと統合された磁界測定法を提示している。最後に、3つの例示的な評価研究を提示し、比較検討し、MRI従事者が日常的な手順において追随する現実的な道筋を考察している。その結果、1.5 Tスキャナ内でも、標準的な手順の際に、国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）のガイドラインの基本制限を超えることがあり得ることが示された。この論文で記述している単純化した尺度を用いることで、磁界のリスク緩和戦略を支援するための数値的な限度よりも使いやすい、MRI室の周囲でどのように動くべきかについての行動上の規則の導入が可能となる、と著者らは論じている。