[スマートメーター及びその他の居住環境中の無線周波発生源からの放射] tech./dosim.

Emissions From Smart Meters and Other Residential Radiofrequency Sources

掲載誌: Health Phys 2019; 116 (6): 776-788

居住環境における新規のワイヤレス利用からの無線周波RF放射の正確な特徴付けは、RFばく露の潜在的インパクトについての一般公衆向けの情報提供の上で重要である。この研究は、居住環境でのRFデバイスからのばく露を判断するための新たな測定手順として、様々な距離のピーク放射電磁界、及びそれらのデバイスが送信している時間の比率(デューティ比)を評価することを提案している。55機種の居住環境用デバイスからのRF放射を、10か所の住居(ベルギー及びフランス)で測定し、環境中のレベル、41機種の携帯電話のRF放射、ならびに国際基準と比較した。その結果、全体として、居住環境でのRF電磁界のレベルは低かった。ワイヤレス・アクセスポイント(頻繁な使用による)、ならびに携帯電話及びその他の個人用コミュニケーションデバイス(身体の近くでの使用による)が、依然としてスマートホーム内でのRFばく露の大半を占めていた。但し、一部の居住環境用デバイスは、特に、身体の近くで保持または使用される場合、デューティ比が十分に高ければ(>10%)ばく露有意な増加を生じ得ることが示された。他方、個々のスマートメーターについては、50 cmの距離での放射レベルは最大で20 V/mに達するが、デューティ比が低い(最大で1%)ことと配置[が人体から離れていること]から、その寄与度は一般的に低いままとなる、と著者らは結論付けている。

ばく露