研究のタイプ: レビュー/メタ分析

[ワイヤレス技術からの電磁界についての健康リスクコミュニケーションの体系的レビュー] review

A systematic review of health risk communication about EMFs from wireless technologies.

掲載誌: J Risk Res 2019 [in press]

この論文は、モバイル通信技術の無線周波RF電磁界に関するリスクコミュニケーションについての研究をレビューしている。関連データベース(EBSCO(PsycInfo、学術検索)、Medline、SCOPUS、EMF-Portal)検索を2017年3月に実施した。ヒットした1139報のうち、全文スクリーニング後に28報の論文(27件の研究)が残った。大半の研究は実験研究であった。全ての研究の質を、標準化したクライテリアで評価した。研究を以下の9つのカテゴリーに割付けた:情報のわかりやすさ(4報)、リスクの存在(非存在)についての情報(2報)、不確かさについての情報(3報)、異なる健康影響に焦点を当てた情報(3報)、情報源についての情報(2報)、個人のリスクばく露についての情報(5報)、プレコーショナリ的対策についての情報(14報)、TV報道及びオーディオビジュアル広告の効果(4報)、基地局の立地に関する情報(2報)。それぞれのトピックについて、知見を要約し、可能な場合には、リスクコミュニケーションの実践についての勧告を導出した。トピックス全体を通じて、多くの研究では主な影響だけではなく、[情報の]受け手の特徴との相互作用を分析した。相互作用の分析では、特に事前のリスク認知が、RF電磁界についての情報に対する個人の評価を形作り、認知上の信頼性、不確かさの記述の解釈、議論の認知上の説得力、リスク認知に対するコミュニケーションの効果に対する影響力を有することが示唆された。プレコーションについての情報により、携帯電話及び基地局に関するリスク認知有意な上昇が示された(携帯電話リスク認知に対するHedges´ g =0.16、95%信頼区間(CI)=0.05-0.26、基地局リスク認知に対するHedges´ g =0.17、95%CI=0.10-0.24)、と著者らは結論付けている。また、事前のリスク認知の影響力を扱う上での戦略についても論じている。

影響評価項目

ばく露