[イオンサイクロトロン共鳴:生体系に対する地磁気の戦略か?] tech./dosim.

ION cyclotron resonance: Geomagnetic strategy for living systems?

掲載誌: Electromagn Biol Med 2019; 38 (2): 143-148

この論文は、地磁気の生物学的影響の作用機序としてのイオンサイクロトロン共鳴(ICR)について論じている。 交流磁界の適用に対する広く報告されているICR反応を補完するため、著者らは、細胞内での弱い内因性のICR電界振動の存在を仮定している。これは、印加したAC磁界が存在しない場合でさえも、生体系が内在的な地磁気依存性のICR細胞内相互作用を呈することをほのめかしている。報告されている多くのICR作用は拮抗薬のペアのようであり、このことは、地磁気の特徴はゲノムに組み込まれているだけでなく、内分泌系の機能にもみられるようである、と著者らは述べている。

ばく露