[英国における事業者用スマートメーターからの電磁界へのばく露 第3部:家庭での実地測定] tech./dosim.

Exposure to Electromagnetic Fields From Smart Utility Meters in GB; Part III) On-Site Measurements in Homes

掲載誌: Bioelectromagnetics 2019; 40 (6): 434-440

このレターは、英国の家庭におけるスマートメーターからの無線周波RF電磁界ばく露の実地での測定結果を報告している。測定の結果、2 GHz帯からのバックグラウンドばく露(無線LANを含む)は一般的な発生源(例:携帯電話)からのものと同等かそれ以下であることが示唆された。スマートメーターの信号は無線LANと同じ周波数帯を用いているので、両者のばく露を区別するのは容易ではない。電力密度は、無線LAN機器とスマートメーターが同じ部屋にある場合に高く、次いで無線LAN機器のみがある場合、スマートメーターのみがある場合の順に低くなる。スマートメーターと無線LANが同じ部屋にあるシナリオでは、部屋の中央での追加的な測定の結果、無線LANの信号強度はスマートメーターより少なくとも4倍高いことが示された。また、スマートメーターのデューティ比(最も高い測定値で1.2%)は無線LAN機器(最大12%)よりも小さいことは注目に値する、と著者らは述べている。

ばく露