[超低周波電磁界とがん:資金源は結果にどのように影響するか] temp.

Extremely low frequency electromagnetic fields and cancer: How source of funding affects results.

掲載誌: Environ Res 2019; 178: 108688 [in press]

50-60 Hzの磁界への過剰なばく露は、がん、特に小児白血病リスクを高めることを示す証拠が示されているが、その証拠には一貫性がなく、決定的ではないとの主張が多数ある。この研究は、磁界がんについての研究の資金源が、その研究で報告された結果と結論にどのように影響力を及ぼすかを調べた。その結果、この論文の著者は次のように主張している。2000年頃からの幾つかのメタ分析はいずれも、磁界ばく露白血病リスク上昇との有意な関連を報告している。その後の報告を調べたところ、政府のまたは独立した研究はほぼ全てが、磁界ばく露小児白血病との統計的に有意な関連、またはオッズ比OR)で1.5以上のリスク上昇を見出している一方で、産業界が支援した研究はほぼ全てが、有意な関連を見出していないか、関連を示唆していない。プール分析またはメタ分析、ならびにその後の査読付き研究に基づけば、磁界への過剰ばく露が、成人白血病、男性及び女性の乳がん脳腫瘍リスクを高めるという強い証拠がある。その他の幾つかの種類のがんについては、やや説得力に欠けるが、示唆に富む証拠がある。成人がんの研究では、資金源に基づくバイアスの証拠はさほど明確ではない。子どもの出生前の母親または父親の磁界ばく露が子どもの白血病及び脳腫瘍リスクを高めるという何らかの証拠もある。資金源に反映されるバイアスの存在を認めた場合、磁界がんリスクを高めるという証拠には一貫性がない、または決定的ではないということはなかった、と著者は結論付けている。

ばく露