研究のタイプ: サーベイ (医学/生物学の研究)

[ヒトの健康に対する無線周波放射の悪影響についての知識へのイン・ビボ哺乳類研究の寄与] review

The Contribution of In Vivo Mammalian Studies to the Knowledge of Adverse Effects of Radiofrequency Radiation on Human Health

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2019; 16 (18): E3379

この論文の著者らは、国際がん研究機関IARC)が2011年に無線周波RF放射を「ヒトに対して発がん性があるかも知れない(グループ2B)」と評価して以来、RFばく露健康ハザードとの因果関係を支持する論文が多数発表されており、特に、米国の国家毒性プログラム(NTP)とイタリアのRazazzini Instituteによる2つの長期実験研究でがんリスクが報告されており、これらには重要な差異はあるものの、どちらも非常に稀な悪性神経膠腫の統計的に有意な発生増加を見出していると指摘している。また、生殖器官は特にばく露される可能性があり、RFに対して敏感であるとしている。このため、この論文では、発がん性及び生殖毒性についてのイン・ビボ研究から現在入手可能な証拠をレビューし、ヒトの健康に対するRF放射の悪影響の防止のための実験研究の寄与を要約している。

影響評価項目

ばく露