[GSM/UMTS/WLANユーザーデバイスについての個人の電磁界ばく露の実験分析] tech./dosim.

Experimental analysis of individual EMF exposure for GSM/UMTS/WLAN user devices

掲載誌: Ann Telecommun 2019; 74 (1-2): 79–91

この研究は、無線LANGSM、UMTS技術を利用したデバイスからの電磁界への個人のばく露を分析した。最も一般的なトラフィック(通話、Skype、ウェブブラウジング、ダウンロード、アップロード、ビデオ、音楽、TV利用)を選択し、ワイヤレス技術ごとに、電波状態が良好な/中程度の/悪いエリアで検査した。ばく露は、トリガとなったネットワーク報告、ライブネットワークで実施した外部測定、事前に決定したシミュレーション結果を用いて評価した。その結果、個人のばく露はワイヤレス技術、電波状態、用いたサービスに強く依存することが示された。全ての技術及びサービスについて、ばく露は電波状態の悪化と共に増加した(例外として、電波状態が悪いエリアでのUMTSを用いたファイルアップロードの際は、高いレイヤープロトコルのインパクトによってばく露は低下した)。全ての電波状態及び全てのサービスにおいて、GSM技術は最も高いばく露を生じた(無線LANが高いばく露を生じる場所における良好な電波状態でのフィルアップロードを除く)。全ての技術及び電波状態で、フィルアップロードは最も高いばく露を生じた(良好な電波状態でのGSMを用いたビデオストリーミング及び音声通話を除く)、と著者らは報告している。

ばく露