[血液パラメータ、精子、肝臓、腎臓及び心臓に対する無線周波電磁放射(RF-EMR)の生体物理学的影響] med./bio.

Bio-physical effects of radiofrequency electromagnetic radiation (RF-EMR) on blood parameters, spermatozoa, liver, kidney and heart of albino rats

掲載誌: J King Saud Univ Sci 2019; 31 (4): 813-821

この研究は、ラットの一部組織組織学的、血液学的及び組織化学的特性、ならびに形態学的変化に対する、1800 MHzの無線周波RF電磁放射の影響を調べた。3群30匹(1群は対照群)のラットを2基の通信ネットワークアンテナの基礎から24 mの位置で、平均1.40 mW/cm^2の電波に5週間ばく露した後、標準的手法で組織化学血液学的及び組織学的分析を実施した。その結果、ばく露群では対照群と比較して、白血球細胞の増加、精子運動性及び精子数の低減、肝臓での類洞の膨張、濃色核、中心静脈の詰まり、肝細胞の構造変化、心臓での心筋構造の歪み、腎臓での濃色核、扁平上皮細胞の段階的喪失及び変性精巣での精細管及び精巣上体の歪み、等が認められた、と著者らは報告している。

ばく露