[セイヨウミツバチの無線周波電磁界ばく露] tech./dosim.

Radio-Frequency Electromagnetic Field Exposure of Western Honey Bees

掲載誌: Sci Rep 2020; 10: 461

この研究は、セイヨウミツバチ(Apis Mellifera)の無線周波RF電磁界ばく露を数値計算及び実験により調べた。この目的のため、マイクロCTスキャニングを用いて取得したミツバチのモデルを用いた数値シミュレーションを実施し、0.6から120 GHzの範囲の周波数の関数としてRF吸収電力を判定した。5つの異なるミツバチモデル(働き蜂(雌)2、働かない蜂(雄)1、幼虫1、女王蜂1)を取得し、シミュレートした。ミツバチの現実的なばく露及び吸収電力の値を推定するため、このシミュレーションを、ベルギーにおける蜂の巣の近傍での環境RF電磁界ばく露のイン・サイチュー[定位置での]測定と組み合わせた。分析の結果、3 GHz未満の周波数からより高い周波数への環境中の入射電力密度の10%の比較的小さいシフトは、吸収電力の3倍以上の相対的な増加につながることが示された、と著者らは報告している。

ばく露