[人為的な電磁界は底生海洋種の行動に影響力を及ぼす] med./bio.

Anthropogenic electromagnetic fields (EMF) influence the behaviour of bottom-dwelling marine species.

掲載誌: Sci Rep 2020; 10 (1): 4219

多くの海洋生物は、電気的および磁気的な目印を用いて、捕食者、被食者、配偶者を見つける、あるいは方向付けや移動のための能力を進化させてきた。ヒトの活動によるこれらの重要な目印に対する潜在的に有害な影響力を緩和するため、その潜在的擾乱を理解する必要がある。電力および通信の需要増大に対応するため、沿岸水域におけるケーブル敷設が世界規模で増加しており、それらは電磁的に敏感な生物種による局所的な電磁環境を変化させることになる。この研究は、磁気に敏感と推定されるアメリカンロブスター、ならびに電気的に敏感と推定されるガンギエイ[Little skate]について、海中の高圧直流HVDC送電ケーブルからの電磁界に対する生物学的に重要な行動学的反応を調べた。その結果、ガンギエイの探索/採餌行動における著しい増加が認められた。ロブスターにおける探索行動については探索反応は微妙であった。加えて、HVDCケーブルからの電界および磁界成分の直接的な測定の結果、直流および予想外の交流成分が認められた。直流成分に限定したモデリングでは、測定結果との良好な一致が見られた。これらの結果から、将来のケーブル敷設の計画立案とその環境影響の推測の際には、自然および人為的な電磁環境についての理解を、敏感な動物の反応と統合する必要性が強調された、と著者らは結論付けている。

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