[ワイヤレス通信デバイスの変調電磁界にばく露したヒト細胞における遺伝毒性の評価] med./bio.

Assessment of Genotoxicity in Human Cells Exposed to Modulated Electromagnetic Fields of Wireless Communication Devices

掲載誌: Genes 2020; 11 (4): E347

この研究は、培養ヒト細胞のゲノムの完全性に対する変調電磁界のインパクトを包括的に評価した。2箇所の実験室で、遺伝毒性およびDNA修復についての古典的および先進的な手法を適用し、重要な実験を実施した。その結果、全体として、複数の変調電磁界GSMUMTS、Wi-Fi、RFID)にばく露した細胞におけるDNA損傷誘導、またはDNA修復能力の変化についての決定的な証拠は認められなかった。先行研究で報告された、GSM変調信号へのばく露後の細胞におけるDNA損傷の増加は再現できなかった。これらの結果から、変調電磁界によって生じるかも知れない発がん性は、直接的なDNA損傷を通じたゲノムの完全性に対する影響によっては説明できない、と著者らは結論付けている。但し、遺伝毒性以外の、変調電磁界ばく露による間接的または二次的な影響が、他の方法で腫瘍発生をプロモートするかも知れないという可能性は排除できない、としている。

ばく露