[Wi-Fi(2.4 GHz)は妊娠したマウスの胎盤における抗酸化能、DNA修復遺伝子の発現、およびアポトーシスに影響する] med./bio.

Wi-Fi (2.4 GHz) affects anti-oxidant capacity, DNA repair genes expression and, apoptosis in pregnant mouse placenta.

掲載誌: Iran J Basic Med Sci 2020; 23 (6): 833-840

この研究は、胎盤の抗酸化能、CDKN1AおよびGADD45aの発現アポトーシス、ならびに妊娠結果に対するWi-Fi信号ばく露の影響を調べた。妊娠したマウスをWi-Fi信号(2.4 GHz)に2および4時間ばく露し、胎盤組織を調べてマロンジアルデヒドMDA)およびスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)のレベルを測定した。SODの測定のため、CDKN1A、GADD45a、BaxおよびBcl-2の発現をリアルタイムPCR分析で比較した。TUNELアッセイを用いて胎盤組織でのアポトーシスを評価した。結果は一元配置分散分析(ANNOVA)で分析した。その結果、Wi-Fiばく露群でMDAおよびSODレベルが有意に上昇した(P < 0.05)。定量的PCRでは、Wi-Fiばく露群でSODのmRNA発現が有意に上昇した。データから、CDKN1AおよびGADD45a遺伝子発現有意な上昇が示された(P < 0.05)。定量的PCRおよびTUNELアッセイでは、Wi-Fiばく露群でのアポトーシスの増加が示された(P < 0.05)。これらの結果は、Wi-Fi信号はマウスの胎盤組織において脂質の過酸化、SOD活性(酸化ストレス)、アポトーシス、ならびにCDKN1AおよびGADD45aの過剰発現を増加させることを示している、と著者らは結論付けている。但し、生殖および妊娠に対するWi-Fi放射の役割を判断するには、その他の遺伝子および妊娠の側面を調べるための更なる実験研究が必要である、としている。

ばく露