[ドシメトリの重要なパラメータを用いた実際のワイヤレス電力伝送システムへのヒトのばく露とその影響の調査] tech./dosim.

Investigating human exposure to a practical wireless power transfer system using and the effect about key parameters of dosimetry.

掲載誌: PLoS One 2020; 15 (8): e0236929

この論文は、電磁共鳴および電磁誘導を用いた実際のワイヤレス電力伝送システム(WPT)のドシメトリについて、以下のように考察している。WPTのドシメトリでは、システムによって形成される電磁界の正確な記述が必要である。特に、電磁界は送受信コイルの構造、回路の構成、送信コイル前端の入力源、受信コイル後端の入力インピーダンス等の要因に依存する。但し、システム全体の分析には回路と電磁界の両方のシミュレーションを実施する必要があるが、これは難題である。この難題を克服するため、等価回路モデルを用いた手法が提案され、実験で検証されている。更に、最悪ケースの磁界ばく露条件が、3つの変数(充電モード、充電状態、送受信コイル間の配列の正誤)を考慮することで調査されている。これによると、一定電流モード・満充電状態・誤配列の条件で、最も強い磁界が生じる。例えば、80%の充電状態・誤配列の場合、20%の充電状態・送信パッドから10 mmの配置の場合と比較して、磁界強度は1.397倍強くなる。著者はまた、日本人成人男性の全身ボクセルモデルを用いた誘導電界および誘導電流密度を計算し、適合性の確認のためにその結果を国際ガイドラインの推奨値と比較している。

ばく露