[自然発症高血圧ラットの行動、血液学的パラメータおよび臓器損傷に対する静磁界] med./bio.

Static magnetic field on behavior, hematological parameters and organ damage in spontaneously hypertensive rats

掲載誌: Ecotoxicol Environ Saf 2020; 207: 111085

この研究は、自然発症高血圧(SH)ラット行動血液学的特徴、心臓および腎臓組織に対する、中程度の強度の上向きおよび下向きの静磁界への亜慢性的な連続ばく露の影響を調べた。その結果、下向きの静磁界ばく露したSHラットでは、不安行動の欠如が認められた。どちらの向きの静磁界も、末梢血中の血小板脾臓および骨髄顆粒球の減少、ならびに脾臓赤血球の増加が認められた。上向きの静磁界ばく露したSHラットでは血中のリンパ球および骨髄赤血球の減少、下向きの静磁界ばく露したSHラットでは骨髄中のリンパ球の増加が認められた。どちらの向きの静磁界も、心臓および腎臓形態学的特徴には影響しなかった、と著者らは報告している。

ばく露