[生物発光共鳴エネルギー移動技術を使用した生細胞のタンパク質毒性誘発および熱誘発HSF1応答に対する無線周波電磁界ばく露の影響] med./bio.

Effects of radiofrequency field exposure on proteotoxic-induced and heat-induced HSF1 response in live cells using the bioluminescence resonance energy transfer technique.

掲載誌: Cell Stress Chaperones 2021; 26 (1): 241-251

熱ショック転写因子(HSF)1は真核生物の熱センサーであると同時に熱ショックストレス応答の主な制御因子であるが、低レベルの無線周波RF)信号にばく露した生細胞におけるHSF1の活性化は評価されていない。この研究は、連続波GSM、およびWi-Fi変調の1800 MHz RF信号へのばく露下で、基礎的な、温度で誘導した、および化学的に誘導したHSF1の三量体化(これはHSF1活性化のカスケードに必須のステップである)を、生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)プローブを用いて測定した。一時的に形質移入したHEK293K細胞を24 W/kgの連続波RFに30分間急性ばく露した結果、HSF1が熱的に活性化された。但し、同じRFばく露条件下で、細胞培地温度を一定にしたところ、HSF1活性化の証拠は認められなかった。また、温度一定で、SARが1.5および6 W/kgのRFに24時間慢性ばく露したところ、どの信号でも、HSF1活性化のためのプロテアソーム阻害剤MG132の効力または最大能力が変化するという実験的証拠は認められなかった。連続波信号(1.5および6 W/kg)およびGSM信号(1.5 W/kg)への24時間のばく露が、基礎的なHSF1活性を僅かに低下させるということしか認められなかった、と著者らは報告している。

ばく露