研究のタイプ: 疫学研究

[ワイヤレス電話使用と成人の髄膜腫のリスク:系統的レビューおよびメタ分析] epidem.

Wireless phone use and adult meningioma risk: a systematic review and Meta-analysis.

掲載誌: Br J Neurosurg 2020: 1-7 [in press]

携帯電話から発せられる無線周波RF)および超低周波(ELF)電磁界へのばく露成人髄膜腫に及ぼす影響は、複数の研究で探求されてきたが、その結果は一致していない。このメタ分析論文は、成人髄膜腫リスクとワイヤレス電話の使用との関連を確認することを目的とした。PubMedおよびEmbase文献データベースを検索して、2018年8月までの関連研究を同定した。無作為または固定影響モデルを用いて結果を統合した。出版バイアスをEgger回帰非対称性試験で評価した。ワイヤレス電話の最初の使用からの期間および使用の側性腫瘍と同側/反対側)についてサブグループ分析を実施した。その結果、8報の研究をメタ分析に包含した。プールした結果から、ワイヤレス電話の使用経験ありが、成人髄膜腫リスクのボーダーライン上の低下につながることが示唆された(オッズ比OR)= 0.90、95%信頼区間(CI)= 0.83-0.99)(異質性なし)。短期間使用者にはリスク低下が認められた(OR = 0.93、95% CI = 0.77-0.94)。中期間(OR = 0.93、95% CI = 0.75-1.16)および長期間(OR = 1.05、95% CI = 0.93-1.19)使用者にはリスク上昇も低下も認められなかった。同側(OR = 1.05、95% CI = 0.90-1.22)でも反対側OR = 0.86、95% CI = 0.62-1.18))でも、ワイヤレス電話使用と髄膜腫リスクとの関連は認められなかった。このメタ分析は、髄膜腫リスク低下とワイヤレス電話使用と野関連を示唆している、と著者らは結論付けている。

ばく露