研究のタイプ: レビュー/サーベイ論文

[子どもおよび思春期層の高周波帯の無線周波電磁界へのばく露と認知機能:文献レビュー] review

Exposure to Radiofrequency Electromagnetic Field in the High-Frequency Band and Cognitive Function in Children and Adolescents: A Literature Review.

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2020; 17 (24): E9179

子どもおよび思春期層の無線周波RF電磁界ばく露認知機能との関連についての先行研究では、ばく露の種類やアウトカムの指標、参加者の年齢、研究の実施時期等の研究デザインに関連する幾つかの要因のため、知見に一貫性が認められていない。このレビュー論文は、この一貫性の欠如を説明し得る要因に焦点を絞っている。適格な研究12報(参加者の年齢4-17歳)を同定し、合計477の関連を抽出した。そのうち86%の関連は統計的に有意ではなかった。残り14%のうち、RF電磁界認知遂行能力との間に負の関連が認められたのは、(1) 主観的測定(即ち質問票)ではなく客観的測定を用いてRF電磁界を評価した場合、(2) 参加者の年齢が比較的高く(12歳以上)、RF電磁界ばく露の機会が多かった、(3) 認知機能データの収集は2012年以降に実施された、という限定的な条件下であった。この分析で抽出された関連のうち86%が統計的に有意でなかったことから、残りの14%の有意な関連が偶然による知見である可能性に留意すべきである、と著者らは結論付けている。

ばく露