[HT-1080線維肉腫細胞に対する強度が異なる弱い静磁界による影響] med./bio.

Effects Induced by a Weak Static Magnetic Field of Different Intensities on HT-1080 Fibrosarcoma Cells.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2021 [in press]

この研究は、HT-1080ヒト線維肉腫細胞に対する弱い静磁界の影響を調べた。処理群の4日間連続の静磁界ばく露は0.5-600 µTの範囲で変化させ、対照群ばく露は45 µTとした。細胞数を比較することで成長率を測定した。膜電位ミトコンドリアカルシウムスーパーオキシドO2-)、一酸化窒素NO)、過酸化水素H2O2)、細胞内pH、および酸化ストレスを蛍光染料を用いて測定した。相対成長率は静磁界の確度によって異なっていた。静磁界が強いほど、ミトコンドリアカルシウムの濃度および膜電位は上昇し、細胞内pHは低下した。重要な活性酸素種であるH2O2は100および200 µTで増加し、300および400 µTで減少し、500および600 µTで再び上増加した。全体として、酸化ストレス静磁界の増加と共に僅かに上昇したが、スーパーオキシドおよびNO濃度は低下した。これらの結果は、弱い静磁界細胞成長率を加速および阻害し、ROSの変化を生じ得ることを示している、と著者らは結論付けている。

ばく露