[6 GHz超の電磁ばく露下での非平面身体モデルに対する吸収電力密度および温度上昇の評価] tech./dosim.

Assessment of absorbed power density and temperature rise for nonplanar body model under electromagnetic exposure above 6 GHz

掲載誌: Phys Med Biol 2020; 65 (22): 224001

この研究は、平面でない表面を有する身体モデルにおける6 GHz超での電磁界ばく露に対する平均吸収電力密度(APD)および温度上昇を計算した。平均APDについては異なる計算方法で調べた。加えて、ボクセル人体モデルの空気‐皮膚間での熱対流率の修正のための新規の補正方法を提案し、検証した。この補正モデルは従来モデルとは異なり、生体熱計算に容易に組み込むことが可能で、境界ボクセルの法線方向に関する情報を必要としない。二次元の円柱および三次元の部分的な前腕のモデルを用いてAPDおよび温度上昇を評価した。APDの異なる平均化方法を用いて、APDに対する温度上昇の比率で定義される加熱係数を計算した。その結果、周波数および曲率依存性の違いが示された。曲率半径が>30 mmの身体モデルでは、周波数が>20 GHzで、複数のAPD平均化方法における加熱係数の差は小さいことが示された、と著者らは報告している。

ばく露