[日本における屋外環境および地下のショッピングモールでの携帯電話基地局からの高周波ばく露レベル] tech./dosim.

Radiofrequency Exposure Levels from Mobile Phone Base Stations in Outdoor Environments and an Underground Shopping Mall in Japan

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2021; 18 (15): 8068

ワイヤレス技術の近年の進展により、電磁界へのヒトのばく露はますます複雑になっている。この状況は、電磁界ばく露によって生じるかもしれない健康影響に関連した公衆の懸念を高める可能性がある。ヒトの電磁界ばく露についてのリスクコミュニケーションには、ばく露レベルのモニタリングおよび特徴付けが不可欠である。この背景から、日本における電磁界ばく露のモニタリングデータの取得・蓄積・応用についてのプロジェクトが2019年に開始された。このプロジェクトの目的の一つは、実際の日常生活における電磁界ばく露の全体像を得ることである。この論文の著者らは、総務省が2006年および2007年に測定を実施したのと同じエリアで、主に携帯基地局からの電界強度を2019年および2020年に測定し、これらのデータを比較して電磁環境の時間的推移を比較した。測定地点の数は、2つの都市および2つの都市近郊の1 km×1 kmのエリア内の100か所(10×10グリッド)、ならびに地下のショッピングモールの158か所であった。この日本初の大規模研究の結果、電界強度は特に地下のモールで、2006年および2007年よりも、2019年および2020年の方が高い傾向が認められた。但し、日本の電波防護指針に対する都市部およびモールでの中央値の比は-40 dB未満であった、と著者らは報告している。

ばく露