[一般公衆および労働者の集団における耳鳴り、片頭痛および非特異的症状に対する高周波電磁界ばく露の影響:ヒト観察研究についての系統的レビューのためのプロトコル] basics

The effects of radiofrequency electromagnetic fields exposure on tinnitus, migraine and non-specific symptoms in the general and working population: A protocol for a systematic review on human observational studies

掲載誌: Environ Int 2021; 157: 106852

高周波RF、100 kHzから300 GHzまで)電磁界を発する応用技術は、通信(例:携帯電話)、医療(例:ジアテルミ)、産業(例:RFヒーター)で広く利用されている。一部の人々が、規制限度値よりも低いレベルのRFばく露に関連した様々な症状を報告していることから、RFばく露健康に関連した生活の質に影響を及ぼすということが懸念されている。この研究は、長期的または反復的な人体の局所および全身へのRFばく露の影響を、片頭痛耳鳴り頭痛睡眠障害といった症状の発生、ならびに合成症状スコアを主要評価項目として系統的にレビューすることを目的としている。ガイドライン策定のための世界保健機関WHO)のハンドブックに従う。系統的レビューのためのプロトコルの策定に際し、健康影響評価のための系統的レビューの実施についての米国国家毒性プログラムの健康評価解釈局(NTP-OHAT)のハンドブック、および「毒性学および環境保健研究における系統的レビューの実施のための推奨事項(COSTER)」を考慮する。局所または全身への最低1週間のRFばく露症状との関連の調査を目的とした、一般公衆または労働者の集団における査読付きの疫学研究を包含対象とする。コホート研究症例対照研究およびパネル研究のみを包含する。情報源として、科学文献データベースMedline、Web of Science、PsycInfo、Cochrane Library、EpistemonikosおよびEmbaseを、事前に定義した検索戦略を用いて検索する。EMF-Portalでの検索でこの検索を補足し、関連する論文およびレビューの参考文献リストをチェックする。事前に定義した様式に従い、包含する論文からデータを抽出する。知見を図表および入手可能な証拠のナラティブな統合に要約し、メタ分析で補足する。局所、遠方界、職業的ばく露の影響は分けてレビューする。NTP-OHATの「ヒトおよび動物研究に対する格付けツール」を用いて、包含する研究の内部の妥当性を評価する。証拠の確かさの格付けのため、疫学研究に対してOHATのGRADEベースのアプローチ[医療におけるエビデンスの質と推奨の強さをグレーディングする手法]を用いる。このプロトコルは、一般公衆および労働者の集団におけるRF電磁界の潜在的健康影響の評価のための、世界保健機関WHO)のより大規模な系統的レビューの中で検討される10個の系統的レビューの1つである。

ばく露