[イン・ビボおよびイン・ビトロでの酸化ストレスのバイオマーカーに対する高周波電磁界の影響:系統的レビューのためのプロトコル] basics

The effect of radiofrequency electromagnetic fields (RF-EMF) on biomarkers of oxidative stress in vivo and in vitro: A protocol for a systematic review

掲載誌: Environ Int 2022; 158: 106932

酸化ストレスは多くの疾病に関連していると推測されている。高周波RF電磁界は様々な種類の細胞酸化ストレスを生じ、それによってヒトや動物健康を損なうかもしれないという仮説が提唱されている。この系統レビューは、イン・ビボおよびイン・ビトロ実験モデルにおけるRF電磁界ばく露酸化ストレスとの関連を評価することを目的としている。世界保健機関WHO)の「ガイドライン策定のためのハンドブック」および「文献ベースの健康評価の実施のためのハンドブック」で確立されているガイドラインに従い、レビューの枠組みを開発した。このレビューには、酸化ストレスの妥当なマーカーに対するRF電磁界ばく露の影響を、非ばく露または擬似ばく露群との比較によって評価する、制御されたイン・ビボおよびイン・ビトロ実験室研究を包含する。文献データベースPubMed、Embase、Web of Science Core Collection、Scopus、EMF-Portalを検索する。包含する研究および取得するレビュー文献の参考文献リストも手作業で検索する。オンラインソフトウェア上で開発した事前に定義した一連のフォームに従ってデータを抽出し、研究の類似性が十分で統合に足ると判断された場合、メタ分析合成する。メタ分析ができない場合、ナラティブな方法でばく露の影響を記述する。バイアスリスクは、米国国家毒性プログラム/健康評価解釈室(NTP/OHAT)の人および動物研究に対する格付けツールで評価する。GRADE[医療におけるエビデンスの質と推奨の強さをグレーディングする手法]を用いて、RF電磁界酸化ストレスとの関連に関する結論の確かさ(高、中、低、不十分)を評価する。

ばく露