[電磁界ばく露によるうつ病の特徴は腸内細菌叢のリモデリングに基づく熱順応によって軽減できる] med./bio.

Electromagnetic field exposure-induced depression features could be alleviated by heat acclimation based on remodeling the gut microbiota.

掲載誌: Ecotoxicol Environ Saf 2021; 228: 112980 [in press]

この研究は、雄のC57BL/6Jマウス(6-8週齢、17-20 g)を用いて、異なる処理条件間でのうつ病様および不安様の行動を比較した。16S rRNA遺伝子シーケンシングおよび非標的液体クロマトグラフィー-質量分析(LC-MS)メタボロミクスを用いて、腸内微生物および血清代謝物に対する電磁界ばく露の影響と熱順応の影響との関連を調べた。その結果、電磁界と熱順応はいずれも、ファーミキューテス門とバクテロイデス門[どちらも腸内細菌の種類]の比率を調整した。電磁界ばく露は6種類の微生物の比率の有意な変化を生じた(p < 0.05)。熱順応電磁界ばく露による影響を受けた腸内微生物の均衡を回復させ、腸内有益菌の比率を有意に高めた(p < 0.01)。血清代謝物分析では、熱順応電磁界ばく露による血清代謝物の擾乱を軽減することが示唆された。電磁界ばく露はうつ病様の神経行動学的疾患だけでなく、腸内細菌叢の不均衡につながるが、熱順応電磁界ばく露によるうつ病の特徴を軽減する。腸内細菌叢は熱順応による交差耐性において重要な役割を担っていると推測される、と著者らは結論付けている。

ばく露