研究のタイプ: 医学/生物学の研究

[静磁界ばく露下でのバイオ医薬品型チャイニーズハムスター卵巣細胞培養:遺伝子毒性作用の研究] med./bio.

Biopharmaceutical-Type Chinese Hamster Ovary Cell Cultivation Under Static Magnetic Field Exposure: A Study of Genotoxic Effect

掲載誌: Front Bioeng Biotechnol 2021; 9: 751538

生物製剤に広く用いられているチャイニーズハムスター卵巣(CHO)懸濁型細胞は、バイオリアクター内での培養の際、リアクターの撹拌機から生じる磁界ばく露されるが、磁界遺伝毒性作用についての研究は不十分である。この分野の研究を実施する上での主な難問は、適切な磁界を生じる実験セットアップの利用可能性にある。この研究の著者らは、大規模なバイオリアクターをモデル化した静磁界を生じると同時に、実験室条件での細胞培養に適した、単純で費用対効果的な実験セットアップを開発した。最大磁束密度の測定値は0.66 Tであった。あるかもしれない遺伝毒性作用の評価のため、細胞ペトリ皿で連続的に14日間(生物製剤プロセスの一般的な期間に相当)継代培養した。傾向染色を用いた細胞質分裂ブロック小核アッセイ遺伝毒性作用を評価した。その結果、0.66 Tの静磁界ばく露には、細胞生存率および染色体損傷に対する有意な長期的影響は認められなかったが、細胞のアポトーシスに対する短期的な影響は認められた。核芽形成の有意な増加が認められた、と著者らは報告している。

ばく露