[悪性リンパ腫と超低周波磁界および電撃への職業ばく露:北欧四か国のコホート内症例対照研究] epidem.

Malignant lymphoma and occupational exposure to extremely low frequency magnetic fields and electrical shocks: a nested case-control study in a cohort of four Nordic countries

掲載誌: Occup Environ Med 2022: oemed-2021-108120 [in press]

超低周波(ELF)電界と電撃へのばく露は、多くの職場で共通する職業的リスク要因である。最近の調査では、そのようなばく露リンパ腫リスクとの関連の可能性が強調されている。この研究は、ELF磁界および電撃への職業ばく露リンパ腫リスクとの関連を、国勢調査に基づく北欧の大規模コホートで調べた。1961-2005年にフィンランド、アイスランド、ノルウェーおよびスウェーデンで診断された、非ホジキンリンパ腫NHL、n = 68,978)、慢性リンパ性白血病(CLL、n = 20,615)および多発性骨髄腫(MM、n = 35,467)の症例を包含した。症例1人に対し、出生年、性別および国について対照5人とマッチングした。職業‐ばく露マトリクスを用いて、ELF磁界および電撃への生涯の職業ばく露を国勢調査で報告された職業に割り付けた。ELF磁界および電撃への累積ばく露に基づいてがんリスクを評価した。リンパ腫に関連する職業的共ばく露について調整したロジスティックモデルを用いて、オッズ比OR)および95%信頼区間(CI)を推定した。その結果、高いレベルのELF磁界ばく露を経験した症例は7%未満であった。高いレベルのELF磁界ばく露された労働者において、NHLOR = 0.93、95% CI = 0.90-0.97)、CLL(OR = 0.98、95% CI = 0.92-1.05)またはMM(OR = 0.96、95% CI = 0.90-1.01)のリスク上昇は認められなかった。これらの結果は、ELF磁界および電撃への職業ばく露リンパ腫リスクとの関連を支持するものではない、と著者らは結論付けている。

ばく露