[ノルウェーの代表的な都市での電磁界の定常的測定‐新技術の導入に関わらずばく露は経時的に一定] tech./dosim.

Regular measurements of EMF in a representative Norwegian city-constant exposure over time despite introduction of new technologies

掲載誌: Environ Monit Assess 2022; 194 (10): 694

この研究は、新技術導入時のばく露の変化を調べるため、ノルウェー南部のクリスティアンサンおよび周辺地域の16地点で、2013年6月から2019年10月まで、同じ順序、同じ曜日、同じ時刻に、390、450、800、900、1800、2100、2400、および2600 MHzの周波数帯で測定を実施した。測定地点での限度値に対するばく露を全ての周波数帯について合計したところ、大半の屋外でのばく露限度値の1%未満であることが示された。2017年には、大半の測定地点で一時的な上昇が記録されたが、2018年には2017年以前のレベルに戻った。上昇した期間中もレベルは依然として低く、限度値の3%程度であった。この上昇は、二つの移動通信事業者がこの期間にネットワークの全面的な再構成を行っていたという事実によるものである可能性がある。この研究で示された測定値は、人々のばく露限度値の数千分の一と低く、新技術の導入を通じて比較的一定であった、と著者らは報告している。

ばく露