[海底電力ケーブルからの電磁界ばく露は強度に応じた食用ガニ(Cancer pagurus (L.))の行動学的および生理学的反応のトリガとなり得る] med./bio.

Exposure to Electromagnetic Fields (EMF) from Submarine Power Cables Can Trigger Strength-Dependent Behavioural and Physiological Responses in Edible Crab, Cancer pagurus (L.)

掲載誌: J Mar Sci Eng 2021; 9 (7): 776

この研究は、異なる強度の磁界ばく露(250 µT、500 µT、1000 µT)が市販の食用ガニ(Cancer pagurus (L.))に及ぼす影響を調べた。行動学的および反応パラメータ(シェルターの嗜好、休息/歩き回るのに費やす時間)に加えて、ストレス関連パラメータ(l-乳酸、d-グルコース、総血球数 (THC))を24時間にわたって測定した。その結果、250 µTでは、生理学的および行動学的インパクトは限定的であった。500 µTおよび1000 µTでは、l-乳酸およびd-グルコース概日リズムを乱し、THCを変化させることが示された。カニは磁界ばく露(500 µTおよび1000 µT)したシェルターに誘引され、歩き回るのに費やす時間が有意に減少することが明確に示された、と著者らは報告している。

ばく露