[30 GHzでのばく露評価のための球状波展開から平面波展開に基づく吸収電力密度の推定] tech./dosim.

Estimation of Absorbed Power Density Based on Spherical Wave Expansion to Plane Wave Expansion for Exposure Assessment at 30 GHz

掲載誌: IEEE Antennas Wirel Propag Lett 2023; 22 (3): 546-550

国際的なガイドラインおよび規格では、6 GHz超の周波数での基本制限として面積平均吸収上皮電力密度(APD/EPD)が規定されている。APDの評価手法は現在検討中である。この研究は、アンテナと身体との相互作用によるAPDの上昇を、全波シミュレーションを用いて示している。また著者らは、球状波展開から平面波展開を用いた界全体/散乱界(TF/SF)境界上で再構築した等価波源を用いて、人体におけるばく露量の球状近傍界測定と数値シミュレーションを併用したハイブリッド手法を提唱している。30 GHzでの全波シミュレーションによるAPDを各種のアンテナアレイについて比較することで、提唱した手法が面積平均のAPDの上限の正確な推定(相対差< ∼28%)が得られる、と著者らは報告している。

ばく露