[自己申告の携帯電話使用と血圧および心拍との関連:横断研究からの証拠] epidem.

The association between self-reported mobile phone usage with blood pressure and heart rate: evidence from a cross-sectional study

掲載誌: BMC Public Health 2022; 22: 2031

この横断研究は、自己申告の携帯電話使用時間と、血圧および心拍との関連を、ラバンザー[イランの都市名]非感染疾患コホート参加者10065人のうち8905人のデータを用いて調べた。過去12か月間の自己申告の携帯電話使用時間の平均値(分間/日)に従い、全ユーザーを4群に割り付けた(第1群が最小、第4群が最大)。血圧携帯電話使用時間との関連を、単変量および多重線形回帰を用いて判定した。その結果、8905人の年齢は35-65歳で、1515人(17.0%)は携帯電話を使用していなかった。自己申告の携帯電話使用時間の最小値、最大値および平均値はそれぞれ、3.4、50.4および19.5分間/日であった。女性では、携帯電話の使用時間の増加による収縮期および拡張期血圧(SBPおよびDBP)ならびに心拍(HR)の低下が認められた。交絡因子についての調整後、SBP(-2.52、95%信頼区間(CI)= -4.11 ~ -0.94)およびDBP(-1.86、95% CI = -2.83 ~ -0.89)と携帯電話使用時間との間に有意な負の関連が認められた、と著者らは報告している。

ばく露