[スロヴェニアの子どもおよび若年者における高圧電力線の近傍での超低周波磁界へのばく露の推定および可能性のあるがんリスク上昇の評価] epidem.

Estimating exposure to extremely low frequency magnetic fields near high-voltage power lines and assessment of possible increased cancer risk among Slovenian children and adolescents

著者: Zagar T, Valic B, Kotnik T, Korat S, Tomsic S, Zadnik V, Gajsek P
掲載誌: Radiol Oncol 2023; 57 (1): 59-69
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この研究は、精密な標高データを含む三次元手法を開発し、スロヴェニア全土の高圧電力線の周囲での長期間の平均的な超低周波（ELF）磁界を計算した。同国の子どもおよび若年者の人口集団、ならびに0-19歳の白血病、0-29歳の脳腫瘍、および0-14歳のがん全体についてのデータを、2005-2016年の12年間にわたる同国のがん登録から取得した。その結果、同国で磁束密度が0.1 μTよりも高い高圧電力線の近くに住む19歳未満の子どもおよび若年者は僅か0.5%であった。ELF磁界が高い地域に住む子どもおよび若年者と、他の子どもおよび若年者のがんリスクに有意差は認められなかった、と著者らは報告している。

ばく露