この研究は、第5世代移動通信(5G)帯域(3.5 GHz、26.5 GHz)にチューンした2種類のウェアラブルアンテナによるヒトの電磁界ばく露を評価した。両方のアンテナを4種類のヒトモデルの胴体に取り付け、数値シミュレーションによりばく露評価を実施した。ウェアラブルアンテナの周波数に応じて、組織10 g平均の比吸収率(SAR10g)および吸収電力密度(Sab)を定量化すること、でばく露レベルを評価した。その結果、より高いばく露は常に、アンテナのすぐ下の表層に主に集中していた。また、分布はピーク値の周囲の狭い範囲で、解剖学的により遠い部位ではより低い値に向けて平坦になる傾向があった。現実的な入射電力を考慮した場合、全てのばく露レベルは国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインに適合していた、と著者らは報告している。
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