[雌のSprague Dawleyラットの重要臓器に対する中間周波数(150 kHz)電磁放射の影響] med./bio.

Effects of Intermediate Frequency (150 kHz) Electromagnetic Radiation on the Vital Organs of Female Sprague Dawley Rats

掲載誌: Biology 2023; 12 (2): 310

この研究は、雌のSprague-Dawleyラットの重要な器官に対する中間周波(150 kHz電磁放射ばく露の影響を調べた。ばく露群(n = 10)を150 kHz、65±15 μW/cm2 に2か月間ばく露し、対照群(n = 10)は35±15 nW/cm2 にばく露した。次に、標準的な手順を用いて、全ての動物の全ての主要臓器の血液学的、組織化学的、肉眼的および組織病理学的プロファイルを実施した。その結果、対照群およびばく露群の両方で、全ての主要臓器に検出可能な有意な影響は認められなかった。但し、目視検査および病理組織学的検査では、肝臓および肺への影響が認められ、これには有意な生化学的/血液学症状のない炎症変化が含まれた。更に、ばく露群では血清ナトリウムレベルの有意な増加、および血清尿素値の減少も観察された、と著者らは報告している。

ばく露