[雄ラットの皮膚および肝組織のヒドロキシプロリンのレベルに対する2600 MHz高周波放射およびメラトニンの影響] med./bio.

Effects of 2600 Mhz Radiofrequency Radiation and Melatonin on Skin and Liver Tissue Hydroxyprolin Levels of Male Rats

掲載誌: Gazi Med J 2023; 34 (2): 141-144

この研究は、2600 MHzの高周波RFばく露メラトニン処理が皮膚および肝組織ヒドロキシプロリンレベルに及ぼす影響を調べた。ETS-Lindgrenホーン アンテナを介して、ローデ・シュワルツ高周波信号発生器で2600 MHz RF放射を実施した。雄のWistarアルビノラット36匹を無作為に6群に割り付けた(対照群擬似ばく露群、RFばく露群、対照+メラトニン投与群、擬似ばく露メラトニン投与群、RFばく露メラトニン投与群:それぞれn = 6)。ばく露群を30 分間/日、5日間/週、30日間ばく露した。RFレベルは±21.74 V/mでばく露した。メラトニン投与群には、メラトニン10 mg/kgを 30日間皮下注射した。実験の最後に、皮膚および肝組織ヒドロキシプロリンレベルを測定した。その結果、皮膚組織中のヒドロキシプロリンレベルは、対照群および擬似ばく露群と比較して、ばく露群で有意に減少した(p <0.05)。また、皮膚組織におけるHypレベルは、対照群擬似ばく露群および擬似ばく露メラトニン投与群と比較して、RFばく露メラトニン投与群で有意に減少した。 肝組織中のヒドロキシプロリンレベルの変化は認められなかった。この研究では、RFばく露皮膚の Hypレベルに有意な変化を生じたが、肝組織には生じなかった。これは、皮膚組織が表面に近いためであると考えられる、と著者らは結論付けている。

ばく露