研究のタイプ: リスクコミュニケーション/リスク認知の研究

[携帯電話使用の放射線ハザードについてのインドの耳鼻咽喉科医の意識レベルの相関関係] risk

Correlates of awareness level of Otorhinolaryngologists in India about the radiation hazards of mobile phone usage

掲載誌: Indian J Community Health 2022; 34 (4): 542-548

この研究は、インドの耳鼻咽喉科医における携帯電話放射の悪影響についての認識、ならびに携帯電話の使用傾向を、著者らが考案したアンケートを通じて調べた。このアンケートは、1) 人口統計の詳細、2) 携帯電話の使用傾向、3) 携帯電話放射に関する知識、4) 携帯電話放射によって生じる健康被害についての認識、で構成されている。その結果、アンケートを送付した耳鼻咽喉科医の総数は6336人で、うち259人が回答した(回答率4%、平均年齢41.78±10.32歳、男性161人:女性98人)。204人は右利きで、電話で話すのに右耳を使用していた。これは不在着信を与えることでクロスチェックした。携帯電話の使用平均年数は15.01±5.75年で、最大153人が11-20年間使用していた。1日あたりの携帯電話平均使用時間は373分であった。携帯電話を4時間以上使用している耳鼻咽喉科医は101人で、60人(24%)が毎日平均10時間以上電話を使用していた。携帯電話電磁放射に対する認識についての質問の正答率は平均で5.97±1.66、携帯電話放射によって生じる健康被害についての認識の正答率は平均で6.30±1.87であった、と著者らは報告している。

ばく露