研究のタイプ: レビュー/メタ分析

[神経膠芽腫の修正可能なリスク因子:系統的レビューおよびメタ分析] review

Modifiable risk factors for glioblastoma: a systematic review and meta-analysis

掲載誌: Neurosurg Rev 2023; 46 (143): 143

神経膠芽腫(GBM)は、神経膠腫の最も一般的かつ侵襲的組織学的サブタイプであり、高い障害と低い生存率に関連している。その病因はまだほとんど分かっておらず、リスク因子に関する証拠も不確かである。この研究は、GBMの修正可能なリスク因子を特定することを目的とした。キーワードとMeSH用語 "glioblastoma" OR "glioma" OR "brain tumor" AND "risk factor" を用いて、2人のレビューアーによる独立した電子検索を実施した。包含基準は、1) ヒトに関する観察研究または実験研究、2) GBMと修正可能な状態との関連を評価した研究、および3) 英語またはポルトガル語で発表された研究、とした。小児集団に関する研究や電離放射線被ばくについての研究は除外した。その結果、合計12報の研究を含めた。うち7報は症例対照研究、5報はコホート研究であった。評価対象のリスク因子には、体格指数(BMI)、アルコール摂取、磁界ばく露糖尿病2型(DM2)、および非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用を含めた。GBM発生率とDM2または磁界ばく露との間には有意な関連は認められなかったが、高いBMI、アルコール摂取、およびNSAIDの使用は、GBMのリスクに対して保護効果を示した。但し、研究の数が限られているため、行動上の推奨事項を得ることはできなかったが、これらの結果は、GBMの腫瘍形成に関する将来の基礎科学研究の指針として重要である、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露