[20年間の携帯電話使用後の悪性脳腫瘍の発生率および死亡率] epidem.

Incidence and Mortality of Malignant Brain Tumors after 20 Years of Mobile Use

掲載誌: Cancers 2023; 15 (13): 3492

この研究は、台湾における20年間(2000年1月から2019年12月まで)の携帯電話使用に関連した脳の悪性新生物(MNB)の発生率および死亡率を、ピアソン相関回帰分析、およびジョインポイント回帰分析を用いて調べた。その結果、調査期間中に携帯電話ユーザー数が増加傾向にあり、それに伴い、MNBの発生率および死亡率が僅かに上昇していることが示された。複合年間増加率はこれらの観察をさらに裏付けており、携帯電話ユーザーの一貫した増加と、それに対応するMNBの発生数および死亡数の増加が強調された。この結果は、携帯電話ユーザー数の増加とMNBの増加率との間の関連は弱く、携帯電話使用とMNBの発生数および死亡数との有意な相関は認められないことを示唆している。最終的には、現段階では決定的な結果を導き出すことはできず、より決定的な結果とより明確な全体像を得るには、他の各種交絡因子や潜在的リスクを考慮した更なる調査が必要であることを認識することが重要である、と著者らは結論付けている。

ばく露

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