[TRIZ理論を用いた携帯電話の磁界の人体への潜在的な影響を軽減するプロトタイプの作成] tech./dosim.

この研究は、スマートフォンから生じる磁界の人体への潜在的な影響を軽減するため、TRIZ［発明的問題解決理論］を用いて3つのプロトタイプを設計した。最初の試験条件では、このプロトタイプをインストールした電話を用いた WhatsApp での会話をシミュレートした。2番目の試験条件では、このプロトタイプをインストールした電話を用いた Wi-Fi、Bluetooth、データ、GPS、ホットポットがオンになっている状態のスタンバイモードをシミュレートした。磁界テスタを用いて5秒ごとに磁界を測定し、各測定セットを3分間継続した。最終的に5セットの測定を実施した。その平均結果は、これら2つの条件下でプロトタイプを用いると、通話中およびスタンバイモード中にスマートフォンから発生する磁界をそれぞれ100%および90%低減できることが示された、と著者らは報告している。