[潜在的な独立した小児白血病のリスク因子および電磁界ばく露に対する潜在的交絡因子としての殺虫剤] epidem.

Pesticides as a potential independent childhood leukemia risk factor and as a potential confounder for electromagnetic fields exposure

掲載誌: Environ Res 2023; 238 Pt 1: 116899

殺虫剤と高い磁界小児白血病リスク因子と疑われている。殺虫剤は高圧電力線下にある商用種苗場で利用されることがある。このため、この研究は、種苗場で利用される殺虫剤への潜在的なばく露が、小児白血病の独立したリスク因子として、あるいは、高圧電力線への近接度または磁界ばく露に対する交絡因子として作用しているかどうかを評価した。米国カリフォルニア州全域での記録ベースの症例対照研究(症例5788人、対照5788人)を実施し、特定の殺虫剤利用、磁界ばく露、ならびに電力線および種苗場への距離を調べた。ばく露評価には地理情報システム、航空・衛星画像、およびその他の歴史的情報を取り入れた。その結果、殺虫剤の複数の有効成分について、小児白血病リスク上昇が認められた(ペルメトリンオッズ比OR)1.49、95%信頼区間(CI)0.83-2.67、クロルピリホス:OR 1.29、95% CI 0.89-1.87、ジメトエート :OR 1.79、95% CI 0.85-3.76、マンコゼブ:OR 1.41、95% CI 0.85-2.33、オキシフルオルフェン:OR 1.41、95% CI 0.75-2.66、オリザリンOR 1.60、95% CI 0.97-2.63、ペンジメタリンOR 1.82、95% CI 0.81-2.25)。殺鼠剤:OR 1.42、95% CI 0.78-2.66、軟体動物駆除剤:OR 1.22、95% CI 0.82-1.81へのばく露も、小児白血病リスクの潜在的上昇を示した。小児白血病磁界計算値または電力線への近接度との関連は、殺虫剤ばく露について調整後も実質的に変わらなかった。電力線への近接度に伴う小児白血病リスクは、殺虫剤ばく露を除外しても残った。殺虫剤ばく露は独立した小児白血病リスク因子かもしれず、電力線への近接度および磁界ばく露小児白血病リスクとの関連は、殺虫剤ばく露によっては説明できなかった、と著者らは報告している。

ばく露

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