研究のタイプ: レビュー/サーベイ論文

[小児急性リンパ芽球性白血病の総合的な証拠] review

Synthesized evidence for childhood acute lymphoblastic leukemia

掲載誌: Front Pediatr 2023; 11: 1209330

この研究は、以前に発表された包括的レビューの一部ではなかった関連する系統レビューおよびプール分析を用いて、小児急性リンパ芽球性白血病ALL)の証拠の強さとリスク因子の大きさを評価した。 また、異なるリスク因子の関連性の例として、フランスの人口集団における普及率も推定した。関連性の強さは、さまざまなメタ分析の要約相対リスクオッズ比RR/OR)の値を用いて評価し、「非常に強い(RR > 5)」、「強い(RR > 2)」、「中程度(RR > 1.5)」、「控えめ(RR > 1.2)」、「弱い(RR > 1)」に分類した。関連の強さ、研究間の異質性、および研究の数を用いて、証拠の強さを評価した。証拠は、「強い」(質の高い系統レビューおよびメタ分析リスク推定値が一貫して「強い」または「非常に強い」)、「ある程度」(質の高い系統レビューおよびメタ分析リスク推定値が一貫して「中程度」)、「わずか」(リスク推定値が一貫して低い)、「(証拠は)無い」(一貫して関連性なし)、「矛盾している」に分類された。 「矛盾している」という分類は、同じ主題に関する系統レビューが異なる結論に達した場合に用いた。この論文は、これらのリスク因子の幾つかに関する最新情報を提供し、これまでの調査結果を強化し、小児ALLの予防を更に促進するものである、と著者らは結論付けている。超低周波(ELF)磁界へのばく露に関しては、「ある程度」の証拠についての以前の評価は、追加の系統レビューを含めた後も変更されなかった。フランスにおける強調されたリスク因子の普及率は、稀な電磁界ばく露を除いて、「一般的」から「高い」まで様々で、一次予防におけるリスク特定の重要性が裏付けられている、と著者らは述べている。

ばく露