[あなたのスマートフォンはどこ？　大腿筋膜張筋内の異常な腫瘤] med./bio.

この症例報告は、左大腿部に筋肉内神経鞘腫を患った40歳のイタリア人男性の症例を報告している。この部位は、男性がスマートフォンを保持していた部位（ズボンの左前ポケット）と一致していた。超音波検査により、筋肉内に明確なカプセル化された低エコー病変認められ、カラードプラで血管分布の複数の小さな病巣が示された。特に、筋肉内の塊の位置は、携帯電話のSIMカードの位置と密接に一致していた。男性のスマートフォンの保持習慣と筋肉内神経鞘腫の発症との間の決定的な因果関係を確立することはできないが、習慣的な保持部位が潜在的にリスクまたは素因として作用した可能性がある、と著者らは推測している。