[4G携帯電話の放射は免疫原性および血管遺伝子の発現を変化させ、ニワトリ胚モデルの肉眼および顕微鏡的および生化学的パラメータを変化させる] med./bio.

4G mobile phone radiation alters some immunogenic and vascular gene expressions, and gross and microscopic and biochemical parameters in the chick embryo model

掲載誌: Vet Med Sci 2023; 9 (6): 2648-2659

この研究は、ニワトリ胚の発達における、免疫原性および血管遺伝子発現、ならびに肉眼的顕微鏡的および生化学的変化に対する4G携帯電話放射の有害な影響を調べた。ばく露群(n = 60)を、インキュベータから12 cmの位置に配置した携帯電話比吸収率SAR)1.4 W/kg、周波数2100 MHz)に60分/夜、14日間ばく露した。 組織病理学的検査(ヘマトキシリンエオシン染色)およびクレシルバイオレット染色を用いて脳内のニューロンの状態と数を評価した。羊液の生化学的パラメータを測光法で分析し、VEGF-Aおよび免疫遺伝子(AVBD9、IL6)の発現を、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)を用いて測定した。その結果、対照群と比較して、ばく露群の体重および体長の有意な低下が認められた(P < 0.05)。ばく露群では皮下出血が認められた。尿素クレアチニンアルカリホスファターゼアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼおよびアラニンアミノトランスフェラーゼレベルは全て、対照群よりも有意に高かった(P < 0.05)。ばく露群では、肝臓における病理学的病変、および大脳皮質における軽度の染色核のある変性ニューロン有意な増加が認められた。4Gばく露は、盲腸扁桃のリンパ球数を減少させた(P < 0.05)。ばく露群では血管遺伝子mRNA発現が上昇し、免疫遺伝子発現は低下した。携帯電話放射へのばく露は、胚の発達を妨げる可能性のある遺伝子発現の変化と同様に、著しい、顕微鏡的、生化学的変化をもたらす可能性がある、と著者らは結論付けている。

ばく露